自己管理

大学受験-理系の必勝参考書

自己管理


受験生の生活は不規則になりがちで、よく学校や塾で居眠りをする人を見ます。僕も受験勉強を始めた頃(高校2年の春)は、勉強に夢中で毎日夜中の2時や3時まで起きて勉強していました。しかしこれだと記憶力の低下につながるといろんな本で読み、夜は12時半から1時の間には寝るようにして代わりに朝2時間早く起きようと試みました。最初の頃は勉強の意欲がものすごく高かったので夜中の3時まで起きていても眠気は全くありませんでしたが、続けているうちに生活サイクルが狂ってしまい昼間にものすごく眠気があり学校の授業はほぼ聞いていない状況になってしまったのです。そのうち寝不足になってしまい夜の勉強も集中できなくなってしまったのです。これって効率悪いですよね?だって受験当日は朝から昼にかけてが本番なのに、その時間帯に眠くなってしまっては意味がありません。だからこそ朝勉思考に変えなければいけないのです。夜は勉強したい気持ちを抑えて、シャワーを浴びながら1日の復習をし、サッと布団に入って寝てしまいましょう。そっちの方が頭の中が整理されていいですよ!次の日起きたらまずはシャワーを浴びて体中の細胞、脳を起こします。その時に昨日の復習をするとスーっと思い出せることと、全く思い出せないことがあります。この思い出せないものを中心に朝勉強すればとっても効率良くないですか?

風邪をひいたり、体がだるいなどの症状で勉強に集中できなくなったら本末転倒です。勉強に意欲があることは大変いいことですが、それが毒になってしまわぬよう自分の体には十分注意して生活しましょう。

モチベーションの維持


誰しも勉強だけだとさすがに飽きてしまいます。どんなに勉強が大好きな勉強モンスターも勉強以外に何かしら楽しみを自分の中で持っています。ここで肝心なのが、いかにモチベーションを保っていれるかが勉強量を減らさない鍵となります。

僕の場合はひとりで勉強していたので中学の時のように誰か頼る人もいませんでした。そこで毎日高校受験の時に頑張ってた頃聞いていた曲を聞いて勝手に恩師の存在を思い出し、なんとか頑張っていました。その他にも好きなドラマ(ドラゴン桜)がテーマとなっている本を買い、それを読みながらあたかもドラマのような授業を受けている錯覚を自分の中に起こしていました。それが一人でも頑張れた要因だと思います。

ドラゴン桜 東大合格をつかむ言葉161
著者:三田 紀房
出版社:講談社
定価:952円(税抜)
全189ページ
自分のやる気を掻き立てるようなセリフが161個掲載されている。迷ったときや、悩んだ時は必ずと言っていいほどこれを読みました。

1 【真の競争】蹴落とすことと競うことは全く違う。お前は真の競争を知らない。知らないというより逃げてきた。

61 【境目】さっと身支度をして帰る受験生、こういうタイプは合格しやすい。逆にいつまでも教室に残って、周りの友達とおしゃべりをしたり、モノを食べたり、だらだらとしている子はたいてい落ちる。

115 【確率】俺がいってるのは確率の問題。一時の感情で利益を失うバカにだけはなるなってことだ。

126 【努力】他人に促されなくても努力する人間が一番成長する。

148 【自分】人に動かされて自分があるんじゃねえ、自分で自分を動かしてるんだ。

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ドラゴン桜 公式ガイドブック 東大へ行こう!
著者:三田 紀房
出版社:講談社
定価:1200円(税別)
全194ページ
ドラマで紹介された立志、戦略、各教科の攻略、計画、気合、が各章に分かれて紹介されており、東大以外でも大学受験生なら全ての人にオススメできる本です。

戦略1 つめ込みこそ、真の教育と心得よ。...など、「まず最初に覚え込んでおかなければ、決して先へ進めない」絶対的な基本知識が存在する。そして、その習得は理屈ではなく、つめ込んで体に覚えさせなければ始まらない。受験生だって...

計画5月 偏差値上昇を急ぐな!...5月時点で、しっかりと知識を定着させることに主眼をおき、基礎固めを徹底することを...本編では「大学受験の王道」と呼ぶのである。

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勉強以外の楽しみは食べることでした。今思えば、いつも何かとよく食べていたな~と思います。学校が終われば近くの激安ラーメン屋さんでラーメンをたらふく食べ、家に着くとご飯となにか冷蔵庫にあるおかずを食べ、みんなが揃ってから夕飯を食べ、とにかくよく食べていたことを覚えています。きっと僕の中で食べることによって心を毎日のようにリフレッシュしていたのでしょう。決して僕のように食べることだけではないですが、ちょこっとした息抜きも大切ですよ。ただし息抜きの娯楽に時間をかけすぎると勉強の息抜きではなくただの遊びになってしまうので、そのへんの兼ね合いはものすごく難しいものです。息抜きは長くても1日60分位にしておきましょう。

受験勉強というのは長い期間続くのでいくら息抜きがあっても、毎日が同じサイクルだとさすがに嫌になってきます。息抜きの効果もなくなってしまいます。そういう時は思いきって勉強なんて辞めちゃってください!!えっ、何言ってんの!?と思うかもしれませんが、本当に辞めちゃっていいんです。その代わり遊ぶのではなく歩きましょう!!ん、歩く!?全く意味わからん。と思うでしょう。

人間の脳は歩くことによって活性化され、今自分が必要としている知識やアイディアが思いつきやすくなるという研究結果が出ています。どこでもいいんです、自分の好きなところでも、普段歩いてる道でも、行ったことのない未知の場所でも。個人的には見知らぬ土地に地図も持たないで散歩することが好きだったので、ちょっと遠出して初めて降りるような駅で散歩してみるのがオススメです。このときは決して勉強のことは考えないでくださいね。何も考えずに頭を真っ白にして今周りで起きてることを観察するのです。また散歩ではなくどこかに普通に出かけるのもいいでしょう。水族館に行って魚たちと戯れたり、ひろーい公園に行って子供達と遊んだり、山や川に行くのもいいですね。とにかく勉強から全く関係のない場所へ飛び立ちましょう。

勉強が嫌になったら騙されたと思ってやってみてください。3日間くらいそれやっていれば頭がスッキリするはずです。というのも、勉強が嫌になる原因はそもそも頭がオーバーワークしてしまい、自分の意欲に脳が追いつけなくなってしまうからです。そんな時は脳を休めて、今までいろいろ犠牲にして頑張ってきた自分の心を満たす方に集中しましょう。その間に脳は自然と整理されてきます。

受験するのは自分、その自分の体調管理ややる気の出し方も自分で全て行わないといけません。もう嫌って思う時が必ずありますが、絶対に諦めないでください。自分を信じれば必ず成果は出てきますから。