英語の勉強法

大学受験-理系の必勝参考書

英語の勉強法


英語は各分野ごとで勉強法が全く違います(最終的には同じものを求める点においては同じですが)。なので、幅広い勉強をしなければいけないのですが、まずは英語に慣れることが大前提にあります。英語に慣れてしまえばセンスで解けるような問題もあるので、たくさん参考書を買って毎日英語を浴びましょう。そういった点ではセンター対策と似ているかもしれませんね。それでは詳しく各パートに分けて紹介していきます。

英単語・英熟語


単語、熟語系はセンター試験のように発音やアクセント、並び替えの問題を出す大学もあるので過去問を見ながらどんな問題が出るのか対策しておく必要があります。単語単体の問題だけでなく、志望する学科ごとに専門のトピックを題材に問題を出す大学もあるので、理系なら理系単語、医系なら医学用語、のように専門用語の英語にも触れることが大切です。本番になって単語の意味がわからないととても焦ります。まず問題を解けません。単語は数学で言う加減乗除のようなものなので、覚えるまで何度も反復してやらなければいけません。一度覚えたと思っても数日後忘れてる可能性があるので、受験が終わるまでは毎日単語帳は持ち歩いて復習する習慣をつけましょう。

勉強法としては、先にも記したように毎日持ち歩いて暇があれば見て覚える。の繰り返しですが、ただ見ているだけでは非効率的です。ここからは僕がやっていたことなので、よければ参考にしてください。まず一度ザッと1ページ分(だいたい10個くらい)の単語と意味を通して見ます。同時にその風景を思い浮かべてください。例えば、deskという単語だったら実際にを、regretなら後悔する様子を、mechanicalなら機械的な道具を、頭の中でイメージするのです。この時は単語のつづりや意味は覚えようとしないでザッと見るだけです。見る、小声で発音する、風景を思い浮かべる、この3つだけを同時にやってください。それを3~5回繰り返します。それで終わりです!えっ、いつ覚える作業に入るの!?そんな疑問が残ると思いますが、今までの作業が覚える作業なんです。次の1ページも同じように3~5回繰り返してください。そして、次の1ページを終えたあと前やった1ページ分の単語だけを見て意味がわかるかどうかテストするのです。これを繰り返していれば自然と単語力はつきます。人間の脳科学的に、1日10個の単語を覚えることを7日間やるよりも、7日間毎日ひたすら70個の単語を見続けたほうが1週間後の暗記力は後者の方がいいと実証されています。何度も何度も目を通す方が頭に入りやすいらしいですよ。

英単語センター1500⇒ターゲット1900⇒英単語2001⇒現役合格のためのイディオム1100(これを繰り返す)

英文法・語法


文法・語法を問われる問題はたいていどの大学でも出題されます。形式はセンター試験と似ていますが、選択肢が5つだったり、出る分野が偏っていたりするのでその辺は過去問を研究しましょう。勉強法は、INSPIREやForestを一通り勉強し終わったら、ひたすら文法問題を解くだけです。実際に出題される重要事項は問題集の解答に記載されているので、できなかったらマーカーでも引いて復習するときによく確認するようにしてください。

INSPIRE総合英語⇒現役合格のための英語構文500⇒NextStage⇒頻出英文法・語法問題1000(最後の2冊を繰り返す)

英語長文


受験生で点差がつくとしたらこの英語長文です。どんな大学でも、毎年出題形式は似ていても問題自体は全く違います。数学や理科系科目なら過去問と値が違うだけだったり、解法が同じだったりと似た問題が出るので対策もしやすいですが、英語はそうはいきません。毎年違う文章で解法も全く別です。なのであらゆる文章でも得点できるように、ある程度の内容理解をできるよう答えとなる箇所を見つけ出すコツが必要なのです。そこで解釈の勉強が重要になってきます。解釈とは、ここでこのような単語・文章がきたら次は大事なところ、とか文章の各パラグラフの中で言いたいことはここに書いてある、とか文章を理解する秘訣みたいなものです。
まずは、英語長文の仕組みを理解するために役に立った参考書ビジュアル英文解釈で、長文を1文毎、パラグラフ毎、全体と体系的に理解していきます。その次に理解しなければいけないことは、国語と一緒で作者の主張を捉えなければいけません。この方法も上の参考書で取り上げています。あとは問題文を理解さえすれば答えは出せるようになるはずです。この特訓を以下の3冊で何度も練習しました。

ビジュアル英文解釈⇒英語長文問題精講⇒やっておきたい英語長文700⇒新こだわって!英語長文読解標準

英作文


意外と日常会話って英語で書けないもんですよ。日本人の英語教育は正しく適切な単語と文法を使って表現するという教育(全く個人的な意見)のせいで、自然と難しく考えてしまいます。しかし、ガリレオの英作文を見てこんな簡単に作れるの!?と圧倒されました!
本のサブタイトルでもあるように、発想転換で賢く考えれば簡単な問題に帰着できるのです。例えば、慣用表現の「悩みの種」ということばを普通なら、a sort of distressと言ってしまいそうですが、「困ったことに・・・だ」という表現に変えてしまえばthe trouble/problem is that・・・と英語っぽく表せます。これを出来るようにするためには慣れるしかないので、数をこなすしか他ありません。発想転換のコツを掴み、あとはひたすら練習です。

ガリレオの英作文⇒英作文基本300選

英語リスニング


2009年の時点では2次試験でリスニングをする大学はまちまちでしたが、現在では当たり前となっているのでしょうか。多くの大学でリスニング試験を導入しているように思えます。僕は2次試験で実際にリスニング試験を受けたことはないので、対策は何もしていませんでしたが、センター対策として速読英単語をひたすら読んでいました。なぜリスニングをしないのかというと、英語を聞けるようにするためにはまず自分で同じスピードで読めなければならないからです。速読しながら同時に文章の内容理解と英単語の復習にもなっていました。あとは別売りですが長めの文章を読んでくれるCDを1枚買ってひたすらシャドーイングすることです。

速読英単語(必修編・応用編)⇒リンガメタリカ