精選化学Ⅰ・Ⅱ問題演習

大学受験-理系の必勝参考書

精選化学Ⅰ・Ⅱ問題演習


大学受験精選化学I・II問題演習

著者:宇都宮允俊、高橋茂幸、小川裕司(共著)
出版社:旺文社
定価:1900円+税
全447ページ

全分野を勉強し終えたあと、標準~難問にとりかかる前にやる難問題入門書です。僕はこの本で、入試問題を解く実践力がつきました。

参考書一体型問題集です。といっても、参考書の部分は今まで勉強してきたことの軽い確認と、応用問題を解くのに必要な知識が簡単に書かれているだけです。掲載されている問題のほとんどが難関大学の入試問題です。それだけ問題文も長いし、一筋縄では解けない問題が揃っています。問題集のレベルとしては重要問題集や理系標準問題集と変わりなくハイレベルですが、これを難問題入門書としたのは、まず応用力のつく総合的な良問が多いのと、答えを導く過程を丁寧に、そしてもう一回自分で解いたとき解法の流れがつかめるような解説をしていて、解答解説のわかりやすさは問題集の中で一番だと感じたからです。まず、解答のポイントで先に解答に向けて問題文のどういったところに着目すれば良いのか解説されていて、次に詳しい解法が載せてあります。解説の最後にアドバイスがある問題があり、そこでは、この問題に出題された内容で問題を解くのには必要なかったが知っていると応用力のつく便利な知識や情報が掲載されています。これほどわかりやすい解説が載っている問題集はないと断言できる(個人的意見)くらいです。また、理解を深めるために、チョットひとやすみ、の項目では入試問題に焦点を当てているのはもちろんのこと、その内容を十分理解するための深い事柄が書いてあります。
これが終わればあとは実践に向けて、問題を解きまくるだけです。そう言ってもいいくらいこの問題集は難問題を解くアプローチが優れています。

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【本書の構成】
*まとめ(参考書部分):重要事項、必須事項の解説。

*問題:ほとんど全て過去の入試問題から厳選したもの。

*解法のポイント:問題解法のキーポイント。

*解法:基礎知識、基本概念をどのように用いて、どのように思考すれば解答に至るかを解説したもの。

*理解を深めるために:レベルの高い思考力養成のための題材

*チョットひとやすみ:科学史や興味を引く面白い題材。

*アドバイス:問題解法のための著者からのアドバイス。