計画の立て方

大学受験-理系の必勝参考書

計画の重要性


ただ闇雲に勉強していては効率は非常に悪いです。いつの間にか受験本番に近づいていたり、参考書や問題集が終わらない場合もあります。体系的な学習というのができなくなってしまいます。中途半端な状態で自信もないまま受験本番は迎えたくないですよね?何事にも計画性が必要なのです。

計画の立て方


さっそく計画をどう立てていくかについて説明していこうと思いますが、計画と言っても今日は何時から何時までこれこれして何時からはあれで、というように計画を立てることに時間を使いすぎては勉強時間が減ってしまい逆効果ですし、ずさんなものにしてしまうと学習効果が下がってしまいます。あと、細かい時間で計画を立てるのも良くありません。実際に計画通りに進まないのが現実です。必ず予定というのは狂い始めるので詳細に決めていると、予定通りうまく進まず嫌になってしまいます。うまく自分のやる気を維持したまま効率的な勉強ができるようなものにしていかなければなりません。とりあえずざっくりしたゴールを定めて、そこから細かく分けていけば今やるべきことがはっきりしてきます。これは目標を設定するときと同じ方法ですね。社長になりたい!とかCA!になりたいというようにゴールを決めてしえば、そうなるために何をやらなくてはいけないのか分かってきます。こんな感じで、僕が実践していた計画の立て方を紹介します。

まずは受験本番をゴールとして、あと何日残っているのかをざっくり計算します。実質的な受験勉強ができるのは、残りの日数の大体1/3あればいいほうでしょう。これは1日24時間のうち、睡眠時間や移動時間、食事、お風呂などの身支度をしていれば、8時間くらいしか自分のやりたいことができないからです。そう計算すると意外と残り時間って少ないんですよ。ということで、「受験までの残りの日数×1/3」が受験勉強ができる残された時間だと見積もります。

次は、自分が受験する科目とレベルの設定です。自分は何科目勉強が必要なのか、また受験の難易度と自分の偏差値から各教科どれくらい勉強が必要なのか、自分自身のことを把握しておかなければなりません。それによって残りの残された勉強時間を割り振ります。例えば、難関大学に行きたいけど残り30日しか残ってなくて自分の偏差値は60~65だ。こういった場合、合格を確実にするためにはあともう少しの詰めが必要なので各教科標準~難問題をたくさん浴びてあらゆる問題の解き方を学び、頭を柔軟にすることが大切です。が、同じ条件で偏差値が55~60しかない場合、厳しい戦いになりますが単に知識不足だったり問題を解くスピードが遅かったりするので基礎~標準の問題を解きこなすことでライバルと同じ土俵にたてると思います。偏差値が55以下の場合、どのレベルの大学を受験するにしても確実に合格とは保証できません。そこそこ有名な大学の合格が欲しかった最低55は必要です。そのためにはまずは基本からやり直しましょう。単に基本事項だけやっていても入試対策にはならないので、問題集の解答・解説集を見てその基本事項をどう問題に活用するか、そういったことを地道にやるしか方法はないと思います。
今は残り30日という仮定で話しましたが、受験当日までに時間があるならもちろん勉強法も変わってきますし、参考書や問題集も基本、標準、難関と段階を踏んで買う必要があります。残りの日数と自分のレベルを把握することはとても重要なので覚えておきましょう。

最後は、勉強のスピードです。これは残り日数にまだ余裕があるときによくあることなのですが、各教科参考書なり塾のテキストなりで勉強しているときじっくりゆっくり丁寧に進めることがあると思います。「今日はこれだけしかやってないけど、まーまだ時間はあるし明日やればいっか。」だれしもこう思ったことあると思いますが、これは危険です!これをやってるうちにあっという間に受験本番が来てしまいます。僕は学校のテストでこのような経験があったので、受験勉強では失敗せずに済みました。受験勉強は、ある意味スピード勝負です。本番までにどれだけ多くの知識に触れてきたか、どれだけ知っている事項に目を通してきたか、どれだけ多くの問題を解いてきたか、これに限ります。問題を解いて正解することももちろん大切ですが、いかに多くの解法を知っているかが受験戦争に勝つためのポイントとなります。

受験本番までに何をどれくらいやるか、そのために残された期間はどれくらいなのか、この2つをだいたいでいいので把握しておきましょう。ただし、決して1日にこれだけやらなきゃというように1日ごとの計画はやめましょう。勉強する時間があったらすかさず今やっている参考書や問題集をやりましょう。スピードが大切です。