実践 物理Ⅰ・Ⅱ重要問題集
実戦物理I・II重要問題集 2012年
著者：数研出版編集部
出版社：数研出版
定価：820円+税
問題編136ページ、解答・解説編136ページ
最後の追い上げ時にどんどんとく問題集です。僕が入試直前までお世話になった問題集です。
本書は入試対策に必須な標準から応用問題が多く掲載されています。各テーマごと最初に要項がまとめてあって、次いで問題Aと問題Bがあります。難易度はもちろんBの方が難しめですがAもBも全て有名大学の入試問題から抜粋してあります。Bはより実践的というか、難関大学でよく目にする発展問題が掲載されています。解き応えのある問題ばかりなので、これ1冊をマスターすれば難関大学合格は手にしたと言っても過言ではありません。解答解説は別冊仕様で、各問題の現象を段階を追って順に詳しい解説をしています。隣には少しスペースが設けられており、そこで重要事項の確認や違った視点からのアプローチもしています。また「解法に入る前に」という欄で、問題の性質というか問題を解く上でのヒントみたいなのが掲載されています。さらに、これも別冊ですが「問題を解くときに役立つ知識」がついていて、これは物理の重要事項や公式をギューっと詰め込んだ冊子となっています。
他の問題集との違いは、体系的な構成をしていることで問題の難易度を段階的に載せていることです。突然難しくなることもないし、問題数が少ないわけでもないので、順に解いていけば自分のレベルがどの辺で止まっているのか把握することができます。そして、これを全問解けるようになれば相当な自信がつきます。都心の受験生の間では「重問」と呼ばれ親しまれている問題集バイブルです。
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【本書の構成】
＊要項：理解・記憶しておかなければならない物理法則や現象を、要領よくまとめた。
＊問題：主として、過去の大学入試問題の中から演習効果のある良問を選んだ。
A問題は各項目における重要な問題を扱っていて、内容にも漏れがないように選んである。
B問題はここまでやっておけば万全と思われる、やや程度の高い問題を選んである。
問題は基本的に易から難へとスムーズに学習ができるように配列した。
記述・論述式問題も随所に入れてある。
＊必解：この印のついた問題は、重要中の重要な問題である。
＊Ⅱ：この印のついた問題は、物理Ⅱの分野の内容・問題である。
＊発展：この印のついた問題は、教科書で扱っていない問題である。
＊答えの部：巻末には、全問について答えの数値、記号、図を入れた。
＊解答編：別冊の解答編は「解法に入る前に」、左段の解答、右段の傍注(解答の補足説明)で構成し、解法を丁寧に解説した。
