数学 標準問題精講

大学受験-理系の必勝参考書

数学 標準問題精講


数学I・A標準問題精講
数学II・B標準問題精講―数列・ベクトル
数学III・C標準問題精講―行列・曲線

著者:ⅠA麻生雅久、ⅡB亀田隆、ⅢC木村光一
出版社:旺文社
定価:数学ⅠA;1200円+税
         数学ⅡB;1400円+税
         数学ⅢC;1500円+税
数学ⅠA、206ページ
数学ⅡB、400ページ
数学ⅢC、325ページ

数学のできない壁を突破するのにちょうどいい問題集です。僕はこの3冊を2周、できなかった問題は3周も繰り返しやりました。

理系は頭が柔軟でないと入試の突破は難しくなりますが、この問題集は様々な問題を詳しく丁寧に解説している問題集なので、柔軟力の他に直感力も同時に磨ける問題集です。基礎事項を標準以上の問題にどう応用していくか、そんな練習に最適な問題集です。問題数がとても多いので解けるようになれば必ず自信がつくでしょう。
中身は、実際に出題された入試問題が類題も合わせてずらりと掲載されています。まずは何も見ずに解いてみることですが、わからなかったり、一通り解き終えたら、すぐ下にある精講で問題の本質を見抜きます。どういった問題で、何をどのように突っついていけば先に進めるのかを解説しています。次に詳しい解答があります。1つ1つの段階を丁寧に書きながら記しているのでとてもわかりやすいです。その後に研究欄や別解欄が設けてあり、ここでさらに頭を柔らかくするような考え方を身につけることができます。各問題の最後には、似たような問題で少し難しめの演習問題が掲載されています。この解答解説は巻末にまとめて載せてあります。
全体的に、本書をマスターすることができれば難関大学への扉は開きかけたと言ってもいいくらい重要な典型標準問題が掲載されています。あとは応用問題集で詰の演習をしてください。中堅大学であればこのレベルの問題を何度も何度も解きこなすことが大切になってきます。

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【本書の構成】
*標問:入試問題の中から典型的なものを精選した。大学受験の合格に必要な知識や解法のパターンは大体決まっている。本書では、<受験数学>のエッセンスを基本概念の理解と結びつけつつ、できるだけ体系的につかむことができるように、という立場で問題を選び、配列した。

*精講:標問を解くにあたって必要な知識、目の付け所を示した。

*解法のプロセス:問題解決のためのフローチャート。一筋縄ではいかない問題も「解法のプロセス」にかかれば一目瞭然。

*解答:模範解答となる解き方を示した。右の余白の随所に矢印を用いてポイント、補充説明などを付記し、理解の助けとした。

*研究:標問の内容を掘り下げた解説、別の観点からとらえた別解、関連する公式の証明、発展的な見方や考え方などを加えた。

*演習:標問が正しく理解できれば、無理なく扱える程度の良問を選んだ。標問と演習を消化すれば、入試のかなりの部分は「顔見知り」となるはずだ。